どうもシラスです!
日々就職活動に励む学生の中には
「日本の就職活動は狂ってる」
「こんな選考で自分たちの何が分かるんだ」
と不満を持っている方も多いんじゃないか?
これは至極妥当な批判で日本の就活は間違いなくおかしい。
新卒一括採用?リクルートスーツ?
そんなもん知るか!って感じだ。
学生にとっても企業にとっても非常に重要なこの就職活動というイベントははっきり言って茶番だ。
優秀な学生が望んでいた結果を手にできないなんてことは往々にしてある。
今回は就活のおかしな点をピックアップしてみた。
とにかく日本の就活はおかしい
二度目になってしまうがとにかく日本の就活はおかしい。
以下の動画に日本の就活の狂気が詰め込まれている。
みんな同じリクルートスーツに身を包み、人がごった返す説明会に赴く。
人事の話にやたらうなずく学生を横目に一斉に会社説明をメモする。
質問がありますかと聞かれると、「キチョハナカンシャ」が飛び出すわけだ。
(※キチョハナカンシャとは本日は貴重なお話感謝いたしますの略語)
大学名は結構ですと言われているのに、意気揚々と〇〇大学の✖✖ですと名乗りだす。
就職活動をしていればこんな光景を腐るほど見るし、飽き飽きしてくる。
そして思うんだ。
「やっぱり日本の就活はどこか狂ってる」と
これに同意してくれる就活生は多いはずだ。
就活のおかしな点を詳細に見ていこう!
海外の就活と比べておかしい
日本の就活は海外と比べてとにかくおかしい。
他国の就活:即戦力採用
とにかく就活のグローバルスタンダードは即戦力採用だ。
日本のように新卒に対して丁寧に仕事を教えてくれるわけではない。
会社に入社して早い段階から結果を出すことが求められる。
アメリカなんかでは長期休みの際に、有名大学の学生はインターンに参加する。
日本のような短期のインターンではなく、月単位でみっちり働くのだ。
それに加えて、学業成績も重視される。
GPA3.5が応募の足切りなんてのはよく聞く話だ。
ただでさえ賢い学生が大学の間にひたすら努力する。
日本の学生とは良くも悪くも大違いだ。
日本の就活:熱意・雰囲気採用
それに比べて日本の採用方法は熱意・雰囲気採用だ。
熱意がある(ように見せかけられる)人が選考を突破していくし、仕事が出来る(雰囲気がある)人が内定を取っていく。
日本の就活は
ES→筆記→GD→面接→内定
こんな感じで進んでいく。
あんなに短い選考で、就活生の能力が分かるはずがない。
入社前に学生の能力をしっかり見極めるためにも長期間のインターンは必要な気がする。
リクルートのビジネスモデルがおかしい
リクナビ・タウンワーク・ゼクシィなど数々の有名事業を行っているリクルート。
難関企業で社員にも優秀な人が多い。
そんな彼らの就活市場におけるビジネスモデルを見てみよう。
次のツイートを見てほしい。
ヒロニャン@ころっさす🍀しーるど とりがー⚡ぶりっじ@Nyan_is_a_pin
リクルートって武器商人&戦争屋だよな。
企業には「こういう新卒を採用すると良いよ、うちのテストや診断を活用するとより正確だよ」と言い
学生には「現状はこうだからうちのセミナーを受けないと内定がもらえない」と言い就職活動を激化させている。まぁ儲からないといけないから仕方ないけど
〇クルート社、学生には面接の突破の仕方を教えて、企業には学生のハッタリの見分け方を教えてるのすごい。
このことをマッチポンプ産業という。
彼らは就活市場においては武器商人と同じことをしている。
「最低30社はエントリーしようね!」と学生に吹き込み、「エントリー数多くて大変でしょう?」と企業側にツールを提供する。
本当によくできたビジネスモデルだが、就活生からすれば迷惑極まりない。
リクルートのせいで就職活動が激化しているといっても過言ではない。
エントリーをたくさんしなければいけないという考えに洗脳された就活生達が「何十社も面接に落ちた」と嘆く。
大事なのはエントリー数ではない。
絞った企業への対策だ。
このことはよく覚えておいて欲しい。
新卒一括採用がおかしい
新卒一括採用というのもなかなか疑問だ。
大学を出て一斉に働くというのは海外の学生からすると凄い違和感のようだ。
世界をみても新卒一括採用を日本と韓国の一部の地域しかないと言われるくらいだ。
卒業した後、留学や旅をしたくてもできないこのシステムは考え直す必要がありそうだ。
それに加えて新卒の給料が同じなのも不思議だ。
海外では就活生自ら給料の交渉をする。
なんでも海外と比較すればいいわけではないが、やはり全く横並びの給料には疑問を感じる。
就活で聞かれる質問がおかしい
面接の質問がおかしい!
面接でよく聞かれる質問というものがある。
「学生時代頑張ったことは?」
「君の長所と短所は?」
「最近印象に残った出来事は?」
こんな質問は人となりを見ようとしているのが良くわかる。
僕がおかしいと思うのは
「弊社の志望動機を教えてください」
こんな質問働いたことないんだから分かるわけないだろ。
確かに長期間のインターンが設けられている海外であればこの質問は納得できる。
ただ企業研究を深くする機会も用意していない企業がこれを聞くのは少し酷な気がする。
せめて将来やりたいこと程度に留めておいて欲しいものだ。
就活の選考時期がおかしい
日本の就活は選考時期がおかしい。
ここでおかしいというのは二つの意味がある。
1つ目は同時にスタートするという規定があること。
19卒であれば3月に説明会解禁、6月に面接解禁。
ただ実際はほとんどの大企業が事前に動いている。
こんな形骸化したルールは本当に必要なのだろうか?
2つ目は選考時期が毎年変わるということだ。
これは学生側にとっては混乱するもとになる。
先輩達とスケジュールが違うとどのタイミングで動けばよいか分からなくなる学生が続出する。
経団連も少しは学生の事情を考慮して欲しいものだ。
手書きのES・履歴書がおかしい
いまだに手書きのES・履歴書を採用している企業があるのがおかしい。
これは一部の食料品メーカーに見られる傾向だ。
「かつては全部手書きだったんだぞ!」と宣う大人がたまにいるが、先述したように今の就活生のエントリー数は昔とは違うことをご理解いただきたい。
手書きというのは忠誠心を見るためだろうが、就活生にとっては大変非効率だ。
就活生としては皆がパソコンでESを書く中、手書きで長い時間をかけて作り上げたものが、ES段階で切られてしまうとがっくりきてしまう。
文字に人が表れることに関しては否定しないが、選考がある程度進んでから手書きの何かを課してもよいのではないかと思ってしまう。
(せめて設問数を減らして…)
日本の就活は変。ただ真面目に取り組め
ここまで日本の就活がいかにおかしいかを記事にしてみた。
結論としては
日本の就活はとんでもなくおかしい
ただ、起業か国外逃亡という手段を取らない限り、君は就職活動に挑むことになる。
くだらないことは重々承知の上で、就活には真面目に取り組んだほうが良い。
新卒である程度頑張っておかないと後が面倒だ。
就職して違うなと思ったら違う道を行けばいい。
ただ今はがむしゃらに就職活動に取り組んでみるのも悪くはないだろう。