マナブ君
そもそも就職活動に資格って必要なの?
どの資格を取れば就職で有利になるんだろう?
こういった疑問に答えます。
今回は皆さんが気になるテーマ「就活に資格は必要か」です。
これは就活生にとっては一大テーマですね…
ただでさえESや説明会で忙しいのに資格なんてって思いますよね?
でも安心してください。
就職活動に必要な資格は限られています。
世間一般ではとにかく資格を取ろうという記事が多くあります。
重要なのは「必要な資格」と「不必要な資格」の見分けです。
今回の記事では大企業の就活に限った話をしようと思っています。
なので中小企業においてはこの限りではないことを先に断っておきます。
就活において資格は大きく三つに分類されます。
それぞれ見ていきましょう!
絶対に必要な資格
最優先で取得すべき資格です。
TOEIC
まずは就活における最強の資格といっても過言ではないTOEICです。
多くの企業で基本情報の欄にTOEICの点数を記入させられます。
TOEICの点数が任意となっている企業はまだ良いのですが、一部企業はTOEICの点数を必須となっています。
未受験の場合は理由を記入させられますし、入社までに必ずTOEICの受験が求められます。
グローバル化が進展する中でTOEICは最低限取得しておくべき資格となっているようです。
また、何点から履歴書に記入すべきかも大きな問題です。
はっきりと決まった基準があるわけではないですが、600点以下であれば履歴書に書くべきではないと言われています。
この問題に関しては以下の記事をご覧ください
【強みが欲しい大学生へ】コスパ最強のTOEICなんてどうですか?
普通自動車第一種免許
正式名称で書きましたが、要するに自動車免許のことです。
これは皆さん意外と見落としがちです。
会社に入れば、社用車を運転する機会が多々あります。
その時に免許がないのでは話になりません。
社会人や4年生になってからドライビングスクールに通うのは大変なので早めに取得しておきましょう。
個人的には長期休みで合宿形式で取るのがおススメです!
持っていれば有利になる資格
就職活動で多少有利になる資格です。
簿記
経済・商・経営系の学生は大学の授業で履修している方も多いかと思います。
その他の学部の方にはあまり馴染みがないかもしれません。
簿記は財務諸表などに関する知識を問う試験で、社会人として最低限必要な知識です。
金融系・財務・経理などを志望する学生は取っておくべきであると言われますが、その他の業界でも会社の仕組みを知るうえで欠かせない資格です。
経済系の学部以外の方は是非一度勉強しておくべき内容だといえるでしょう。
簿記は3級・2級・1級からなり、就活で有利になるのは簿記2級以上です。
たまに簿記3級から就活で有利になることを謳っているサイトがありますが、大企業ではアピールにはなりません。
簿記3級に関しては1週間あれば十分合格できますからね…
就職活動でアピールしたいのであれば2級以上を目指しましょう!
ファイナンシャルプランナー(FP)
こちらも簿記と並んで有名な金融系の資格ですね。
「年金」「金融商品」「不動産」「保険」「相続」など複数の分野に関して、知識を蓄えることができる非常にお得な資格です。
この資格をとるメリットはやはりライフプランにおける横断的な知識が身に付くということです。
普通に生活しているだけではまずつかないような知識が身に付きます。
FPは3級・2級・1級があり、就活で有利になるのはFP2級以上です。
FP1級に関しては実務経験がないと取得できないのでご注意ください。
第二外国語
帰国子女や留学生も増えてきて、英語が話せることがそれほど特別ではなくなってきました。
この流れを受けて第二外国語が話せる人材が重要視されています。
需要があるのは中国語・フランス語・スペイン語などの主要言語です。
ただ、第二外国語が話せる人材が求められているのは一部の業界に限ります。
それは商社とメーカーです。
この二つは海外駐在などを行うため、第二外国語が必要になります。
海外駐在になると給料も跳ね上がるので、海外で働きたい方にとっては一石二鳥です!
また、勉強する言語によってある程度駐在先を絞ることが可能です。
中国語⇒中国
フランス語⇒ヨーロッパ一部地域・アフリカ
スペイン語⇒ヨーロッパ一部地域・南アメリカ
といった感じです。
新卒時点でその言語を話せる必要はないので、ある程度素地があることを示せれば十分です。
不必要な資格
他のサイトでは就活に役立つ資格として様々な資格が紹介されていますね。
ただ実際は紹介されているものの多くがサイトの手数料狙いという印象を受けます。
秘書検定なんかはよく紹介されていますが、就活においてに有利になることはありません。
なぜ多くの資格が就活に必要ないといえるのか疑問に思われた方もいるかもしれません。
ここで先述した秘書検定を例に取り上げてみましょう。
秘書検定は級ごとに分かれている資格です。
それぞれの合格率を見てみましょう。
・1級:31.4%
・準1級:37.2%
・2級:54%
・3級:66.3%
上記の合格率を見て、何かお気づきになりませんか?
そうです!
合格率が非常に高いんです。
2級と3級に関しては50%を超えています。
ここで自分が企業の採用担当になったと仮定してみてください。
合格率が50%を超える資格を持っている学生を優遇しますか?
おそらく大半の方の答えはNOではないでしょうか。
だって多少勉強すれば大半の方が取れてしまうような資格ですからね…
合格率が資格を考える上で一つのポイントだと考えてください。
難関資格として有名な公認会計士は10%程度と言われます。
さらに公認会計士は受験層が普通の資格に比べて高い傾向にあります。
この二点を踏まえると公認会計士の資格保有は就活に有利に働きそうなことがお分かりいただけるのではないでしょうか?
就活のために資格を取る場合は合格率に注目してみてください!
資格をどうアピールするか
資格保有者が就職活動で間違えていることがあります。
それは
資格の凄さアピール
「私はTOEICで900点を取得しており…」
「私は公認会計士の資格を既に持っており…」
上記のようなアピール方法はもったいないなという印象を受けます。
就活で意識すべきなのは努力の過程を伝えることです。
ここでのポイントは3点あります。
1.なぜその資格を取ろうと思ったのか
2.どういう工夫をしてその資格を取ったか
3.その資格をとって自分がどう変わったか
この3点が面接官が求めているポイントです。
事前に自分の中で上記のポイントを整理しておくと、面接でスムーズに伝えることが出来ますよ!
就活に必要な資格まとめ
いかがでしたか?
本当に受けるべき資格はそれほど多くないことが分かっていただければ幸いです。
最後にお伝えしたいのは、あくまで資格は付属品にすぎません。
面接は自分を伝える場です。
そのことだけは忘れずに面接に臨みましょう!
皆さんの就職活動が上手くいくことを願っております。
最後まで読んでいただきありがとうございました!